以前、ヨーガ療法学会で「運動器を動かさないことによる慢性痛のメカニズムと疫学」という話を聞きました。
牛田享宏先生(愛知医科大学医学部教授・学際的痛みセンター長)によるお話。
関節が痛いから、大事を取って動かさないようにすることよりも、動かしていたほうが関節の可動域の確保やその後のいたみには良いのだと統計的に証明されていました。動かさないようにすると軟骨の部分に栄養がいかず、その結果細胞がえしするのだそうです。
また、最近の腰痛学会等の研究では、痛みは心身の複雑な防御反応のひとつで、感情や考え方などの精神的なものが体に反映していることが多いとわかってきました。もちろん、中には、器質的に痛めていたり、病気が原因だったりすることもあります。
腰を痛めて治った後に、筋肉や周辺の知覚が過敏に反応しやすく、体と脳が身を守ろうとしていると言えます。
痛みについて気のせいと言ってるわけではありません。
ヨーガでは、このような反応もリセットしていくことができます。
私は、ヨーガを始める前は、週に1回マッサージや針灸などに通っていたこともありました。
ヨーガをしているころも、疲れると右の腰が痛いなと思うこともありましたが、
今ではほとんどなくなりました。
2019年01月22日
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