もう5月が終わりまして、6月に入ってしまいましたが、
5月8日から10日にかけて、第13回ヨーガ療法学会研究総会が神戸でありました。
今年も、家族や生徒さんたちや周りのご協力、ご理解のおかげで、行ってくることができました。
充実した3日間を過ごせたことに、感謝です。
ありがとうございました。
今年のテーマは、『がんと向き合う ~ヨーガ療法の可能性~』
神戸ポートピアホテルで行われた学会は、1600人ほどの人が全国から集まりました。
講演や200例ほどの症例発表、市民公開講座が行われました。
講演者の先生方は、アメリカのがん治療では1番の「MDアンダーソンがんセンター」からロレンツォ・コーエン先生、インドからはヨーガ大学のナガラートナ先生などもお招きしていました。
たくさんの講演があったのですが、そのうちの幾つかを簡単にご紹介します。
①ナガラートナ先生の講演では、生活習慣病とストレスの関係についてや、ストレスがかかると、肉体的にも様々な反応が起こってくること、ヨーガではそのストレスに対する反応をどのように戻していくか、というお話がありました。一つには、早くなった心の働きを、ゆっくりとさせていくということでした。
②コーエン先生からは、ヨーガはなぜがん患者のために良いのかというお話。MDアンダーソンがんセンターでの放射線治療をする乳がんの患者さんに対する研究の報告がありました。
何もしない群、ストレッチの群、ヨーガを行った群に分けて行われていました。
身体的健康では、ストレッチ群も効果がありましたが、6か月後になると、ストレッチの方は下がり、ヨーガの効果は持続していました。
また、心の幸福感、精神的健康の向上がヨーガでは顕著に表れていました。
ストレスが増えると、がん細胞がいろいろなところへ広がっていく環境になってしまうそうです。
③東京女子医大の大塚邦明先生の体内時計についての講演は、2013年に発見されたという時計遺伝子の話でした。身体のリズムは、24時間、1週間、ひと月、1年に4回、1年等のリズムがあり、そのリズムが狂うと、肥満、高血圧、骨粗しょう症、認知症などにかかるのだということでした。
朝、炭水化物を摂ると、腹時計が働くのだそうです。ただし、ジャガイモは炭水化物ですが、入らないそうです。
朝のグレープフルーツは交感神経を働かせ、低血圧の人には良いそうですが、昼や夜に摂っても、体内時計には関係ということでした。
地球や人間の命のリズムの話を聞き、全ての生き物が、自然と調和して生きているのだなーと、感動しました。
前日に神戸に入り、異人館街を観光しました うろこの家
★中華街★
焼き小龍包が美味しかった!
2015年06月12日
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